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肖像権侵害
人格権の一部で、他人から無断で写真を撮られたり、撮られた写真が無断で公表・利用されないように主張できる権利のことをいいます。
肖像権はアーティストやタレントに限らず、誰にでも認められる権利です。
こんな経験ありませんか?
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自分が映っている写真を、断りなく家族や友だちのSNSに投稿されて嫌な気持ちになった。
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成長記録として、赤ちゃんのころからずっとSNSに投稿してきた写真を、はずかしいから削除してほしいと子どもにいわれた。
いずれも肖像権侵害に該当する場合があります
かんたん解説
ここがポイント!
- 人物の写真などの場合は、撮った人などが著作権を有するだけではなく、写っている人に肖像権があります。ネットやSNSで公開・投稿する場合にはこれらの権利者の許諾が必要になる場合があります。
保護者のみなさんへ
- 自分の子どもの写真であっても、子どもの意思や気持ちを尊重し、承諾を得るようにしましょう
- 特に子どもが小さくSNS上で公表されることの意味合いを真に理解できない場合には、子どもの将来に悪影響を与えないように慎重に判断しましょう
考えてみましょう
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自分が映っている写真が無断でSNSに投稿されています。あなたはその写真を一般には公開してほしくないと考えています。どのように対応しますか。
- 肖像権侵害に該当することを伝え、投稿者に削除を依頼する
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自分が撮影した「子どもとその友だち」の写真を本人たちの承諾をもらいSNSに投稿しました。すると「その友だち」のママ友が無断で写真をダウンロードして別のSNSに投稿しました。これは肖像権侵害にあたるでしょうか。
- 肖像権侵害に該当する場合があるほか、自分が撮影した写真の著作権侵害にも該当する
写真の投稿をやめてほしいときは撮影者に削除依頼を
誰かが撮影した写真を投稿したいときは、撮影者に事前相談を