知っておきたい16のキーワード
偽・誤情報
「偽情報」とは、個人、社会集団、組織または国に危害を与えるため、意図的 / 意識的に作られたウソ(虚偽)の情報のことをさします。
「誤情報」とは、危害を引き起こす意図で作成されたものではなく、勘違い / 誤解により拡散した間違い情報のことをいいます。
こんな経験ありませんか?
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「新型コロナウイルスは熱に弱いため、お湯を飲めば予防できる」という投稿を見かけた。
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ウイルスの予防法に関する情報は、皆の役にたつため、投稿を共有し拡散に努めた。
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自分が共有・拡散した予防法に関する情報はデマだった。それを信じて実践した人に健康被害が生じてしまった…。
かんたん解説
ここがポイント!
- ネットやSNSでは、広告収入を得ることや、著名人・政治団体・企業等の信用を失墜させることなどを目的として作成された偽・誤情報に遭遇することがあります。偽・誤情報は、フェイクニュースとも呼ばれます。
- 偽・誤情報は、思わず拡散・共有したくなるようなインパクトのある内容や、みんなの役に立つと思われる内容であることが多くあります。
- 情報を拡散・共有しようとする際には、その情報が確かな内容であるかどうかよく考え、マスメディアによる報道やファクトチェック*記事を調べるなどして、偽・誤情報を広めてしまわないように注意しましょう。
考えてみましょう
- 「偽・誤情報」と思われる記事や投稿を見かけたことがありますか。
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「偽・誤情報」かどうかを見極めるには、どんなことを確認すればよいでしょうか。
- 情報源は記載されているか
- その分野の専門家によるものか
- 新聞やテレビなど他ではどう言われているか
- 画像は加工されていないか
- 「知り合いからの情報だから」というだけで信じていないか
- ファクトチェック結果はどうか
ファクトチェック=社会に広がっている真偽不明の言説や情報が事実に基づいているかを調べ、正確な情報を人々と共有する「真偽検証」活動のこと
投稿を共有するときは落ち着いて、真偽が不明なときは
情報の出どころやファクトチェック結果を確かめよう